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【第4回】 2013/2/28(木) >> バックナンバー
 

 

 

 

 

 【第4回】 江戸を越える村

 

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 戸越銀座通りを西端まで行くと中原街道という古い街道に突き当たる。中世以前から続く古い街道で、徳川家康によって江戸時代の東海道が整備されるまでは東海道の一部としても機能していたと言われ、徳川家康も中原街道を通って江戸に入ったとされる。当時、家康が見た「戸越」あたりの景色はさぞかし殺風景だった事だろう。

 東海道整備後は、江戸から今の神奈川県平塚を直線につなぐ脇街道とされ、大名行列を避けた庶民が農産物を運んだり、旅街道として利用された。戸越あたりの地は、江戸から相模の国、神奈川県平塚へ抜ける江戸越えの村だった事に由来し「江戸越え」が訛って「戸越」になったといわれている。

 

街の灯りふたたび
戸越八幡神社
 

 戸越の鎮守「戸越八幡神社」の境内にある石碑に、たちまちに願いが叶うという成就庵の評判を歌った古い詩歌 「江戸越えて 清水の上の成就庵 ねがひの糸の とけぬ日はなし」 という詠がある。成就庵は戸越八幡神社の起源で別当寺、行慶寺の草庵とされ戸越の地名の起こりと記されている。また、詠に出てくる清水の上という場所は、戸越銀座通りの中央付近から南へ現在も「清水坂」として現存している。いにしえの詠が、今でも地元に語り継がれている事に感激する。

  「戸越の地名の起こり」を記した石碑  街の灯りふたたび

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933