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【第8回】 2013/4/11(木)

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 【第8回】 開いてて良かった!

 

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 昭和50年代後半に入ると商店街の様子が変わってきた。商店街の近くにはコンビニエンスストアが開店し、朝7時から夜11時という、当時はビックリするような長い営業時間でセンセーショナルな出来事だった。

 「開いてて良かった!」というセブンイレブンのCMも、現在の若者に聞かせたら何の事かわからないだろう。コンビニは24時間営業が当たり前の時代に、朝7時から夜11時では逆に苦情が出そうだ。

 

 近所にコンビニが1軒出来たからといって、なにが変わったのか?

 前日、お弁当のおかずを買い忘れたり、仕事で帰りが遅くなり晩のお惣菜が買えなくても、コンビニが1軒あればある程度の食材は確保できる。

 狭い店内に商品が所狭しと並ぶ文房具屋には及ばないが、最低限の文房具は揃っている。

 POSレジが導入され、消費動向を探り、商品計画を立てる、そんな消費者個人のニーズに直接答える「第二次流通革命」の到来―。

 

 「流通革命」の背景の一つに法律の規制緩和が挙げられる。昭和48年に施行された「大規模小売店舗法」いわゆる大店法は、大型店の出店や事業を調整し抑制することで、消費者の利益を保護しつつ中小小売店の事業を守ろうという法律だった。

 そもそも消費者の利益を保護しつつ中小小売店の事業を守るなんて虫のいい法律は、大手流通業や消費者から見れば時代の流れに逆行するもので、既存の商店街や大型店を優遇する事に他ならなかった。そのため、既得権を得た商店主達はあぐらをかき始めたのだった。

 

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933