文字サイズ

  • 大
  • 中
  • 小

 


【第13回】 2013/6/13(木)

>> バックナンバー
 

 

 

 

 

 【第13回】 バブル景気

 

2/2ページ

 

 勤務先は日本全国にチェーン展開をしていて、私が入社後3年で店舗数は倍増し、日本全国に店舗網を広げていった。

 日本全国同じ物が同じ値段、均質なサービスによって販売されていく専門店チェーンは、規制緩和によって大型ショッピングセンターや駅ビルが作られると共に出店を続け、様々な業種の専門店が大きく業績を伸ばして行く。

 大型店は、商店街にはあまりない駐車場やトイレ、ベンチなどが設備され、多様な業種を誘致しワンストップショッピングを実現していくと、消費者にとっては便利で洗練された新しい消費の場所として浸透していった。

 

 一方で既存の駅前商店街や古くからの街道筋にある商店街からは、徐々に客足が遠ざかり始める。

 バブル景気の中で商店街の衰退はあまり目立たなかったが、現実には旧態依然としたビジネスモデルからの消費者離れは猛スピードで始まっていた。

 川崎駅周辺にも古くから続く有名な商店街が多く点在していた。商店街の表通りには地元資本の老舗百貨店、裏通りには飲食店街や物販店が立ち並び、どこの都市でも見かける商店街を形成していた。我々、大型店に入居する専門店にとって商店街はライバルであり、消費者を商店街から遠ざけ自店へ誘導すべく、販促に没頭していた。

 

 商店街よりも便利で明るい、駐車場やトイレを完備した大型店は完全に有利な立場で商売をする事ができたが、常にシビアな売り上げ目標との戦いでもあった。

 

 

 

 

*次回は、6/27(木)公開予定です。お楽しみに!

 

|2

<< 前のページへ

第14話へ >>

 

~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933