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【第15回】 2013/7/11(木)

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 【第15回】 地方の中心市街地・上

 

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 晩秋に赴任して最初に上司に言われたのは、「長靴を買って来い」だった。以前履いていた革靴では通勤できないと言うのだ。

 日本海に面した都市の中でも有数の豪雪地帯で、駅前は融雪設備が施されていたがいつも水浸しでとても革靴で通勤できる状態ではないし、駅から離れれば雪道が続き、長靴が一番だった。長靴といっても外見は革靴のようでスーツにネクタイでもおかしくない物がたくさん販売されていて、さすがは雪国だ。

 

 長岡では、当時から郊外のロードサイドに大型のショッピングセンターが出店を始めていて、中心市街地や駅周辺から消費者の流出が始まっていた。郊外は減反による区画整理などにより広大な商業用地が出現し、大型のショッピングセンターに大型の駐車場を完備して消費者の需要を喚起していた。

 地方都市では、道路が整備され一家には複数の車が保有される車社会が当たり前になっていて、駐車場が完備されていて天候に左右されずに買い物が出来る郊外の大型店はどんどん増えていった。

 

 駅ビルと中心市街地の商店街、老舗百貨店、古くからの街道筋の商店、郊外のロードサイドに建設された大型店や専門店、多様なビジネスモデルの商業施設が複雑に絡み合っていた。

 

 




長岡駅前 ※長岡市デジタル写真館より

*次回は、7/25(木)公開予定です。お楽しみに!

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933