文字サイズ

  • 大
  • 中
  • 小

 


【第16回】 2013/7/25(木)

>> バックナンバー
 

 

 

 

 

 【第16回】 地方の中心市街地・中

 

1/2ページ

 

 長岡での暮らしは孤独との闘いでもあった。勤務先の近くにワンルームマンションを借りての一人住まいは、勤務先とマンションの往復の日々。まれに上司と食事に行く事はあっても、殆どは一人での外食だった。

 知り合いも殆どいない雪国での暮らし、味気ない外食中心の食事。学生時代の一人暮らしとは違い、孤独感がつきまとった。

 そんな状態での仕事は決して楽しいものではなく、まして業績向上の為に送り込まれた初期の使命感は、なかなか結果の出ない中、プレッシャーに押し流されて行った。

 

 長岡の冬は長い。空は毎日どんよりと曇り、雪が降るのは当たり前でとにかく寒い。雪国に慣れていないので足元を見ながらうつむいて歩くといっそう孤独感に包まれた。

 

 そんな生活の中、駅前や駅裏の商店街で毎日食事をしていると、徐々にお店の人やお客さんと会話するようになり打ち解けてきた。駅ビルのレストランでは感じなかったぬくもりがあった。

 定食屋さんでは、初めて「のどぐろ」という日本海の高級魚に出会い、そのおいしさに魅了された。口の中が黒いので「のどぐろ」というらしい。店で出される日本酒は、誰もが知っている有名なお酒がずらりと並ぶ。さすがにコメ処だ。

 

 

1|

次のページへ >>

 

~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933