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【第16回】 2013/7/25(木)

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 【第16回】 地方の中心市街地・中

 

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 孤独な一人住まいに少しずつ変化が現れ出し、その土地特有の文化や言葉にどっぷりつかりながら生活を見つめ直してみると、なんだか贅沢な気分になってきた。

 今まで知らなかった味や言葉がとても新鮮で、よそ者だった自分が長岡の魅力に気づき始め、仕事にも充実感が湧き始めた。お客様との会話も進み、自身の経歴や長岡での暮らしの感想も交え、毎日が楽しくなってきた。



冬の長岡  ※長岡市デジタル写真館より

 まれに営業でローカル線に乗り、長岡市周辺の都市へ出向くと、東京ではありえない壮大な景色に癒されたものだった。

 

 しかし、駅ビル内という一見恵まれた環境での営業も、駅前商店街、老舗百貨店と周辺の商店街に囲まれた中心市街地でのビジネスは苦戦の連続だった。

 地域の魅力を演出した販促や接客をしても、郊外の大型店が周辺に出来るたびに脅威にさらされ、思うように業績は伸びなかった。

 業績の悪い月末には、上司と連れ立ってお得意さまの自宅へ押しかけ新商品を提案し、お買い上げを懇願して廻った。

 

 あっという間に長岡での1年が過ぎようとしていて、やっと仕事や暮らしが落ち着き始めた頃、2度目の冬の足音が聞こえ始めた。

 

 

 

 

*次回は、8/8(木)公開予定です。お楽しみに!

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933