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【第36回】 2014/5/22(木)

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 【第36回】 商店街奇談

 

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 「洋品の店丸三」は、戦後、メリヤス工場として戸越銀座でスタートした老舗だ。

 ご主人はパソコンが存在しない時代に商店街のコンピューターのような人で、様々なイベントの会計や見積りは右に出るものがいないほど正確だった。奥さんからも「うちのパパさん」と呼ばれるやさしく温厚な人柄で、パパさんが理事長在任中に理事だった私は、その人柄に何度も助けられた。

 現在でも奥さんが一人で店を切り盛りしながら「洋品の店丸三」を守り続けている。

 

 「池田金物店」の主人は、うちの親父が亡くなり商店街の事などで悩んでいる時もよく立ち寄ってくれてあれこれ相談にのってくれた、とても多趣味で頼りになるアイディアマンだ。銀六商店街では企画部長として奔走していたが、商店街を離れ、近所のJR大崎駅前のビルで新たにパン屋さんを始め、さらにはかねてからの念願だった避暑地にも、焼きたてのパンを出すカフェをオープンして張りきっていた。

 現在では息子さんで地元の後輩でもある「いっちゃん」が店を継ぎ、大崎の商店会長として商売や街づくりに励み、お互い悩みを相談しあう仲だ。

 

 

 多くの、街を愛する商人達が、自らの仕事だけではなく商店街や地域の発展を願い尽力してきた結果、商店街は存在している。

 

 そんな姿を見て育った私たちもまた、地域の発展を願い、賑やかな商店街を夢見て活動している。

 

  

*次回は、6/5(木)公開予定です。お楽しみに!

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933