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【第37回】 2014/6/5(木)

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 【第37回】 枯れ始めた花祭り

 

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 そんな懇親会の席上で、一番若造の新米理事が先輩たちに噛み付いた!!

 「こんなお客様に人気もなくなってきて大量に景品が残ってしまうようなイベントはやめたほうがいいんじゃないですか?」すると古参の理事からは「いーんだよ活性化の助成金をもらって半分以上は補助金だし喜んでくれるお客様も少なからずいるんだから」とか「組合員からいただく会費を活性化イベントに使わないと理事は何をやってるんだなどと苦情が出るからやめられない」などとたしなめられた。

 

 しかしなぜ「花鉢」は大量に余ってしまうようになったのか?イベントそのものの魅力が失われたからなのか、景気が悪くなってきたからなのか・・反省会からは答えは見えてこなかった。

 

 理事さんたちは、商店街活性化のためにイベントの企画をして準備に奔走したり、自分の店での仕事を犠牲にして当日イベントの手伝いをするのが古くからの慣習だったが、それでも店が繁盛していれば苦にならなかったのだが、徐々にそうもいかなくなってきた。

 

 イベントをしても活性化するどころか商店街は衰退の一途をたどり始める。消費者のライフスタイルの変化にお店も商店街もついていけず、来街者が見る見る減り始めるなか、活性化もしない名ばかりの「活性化イベント」は様々なしがらみの中で漫然と続けられ、まるで花鉢に咲く花が水も肥料も十分に得られず、枯れていくようだった。

 

 

 次回よりその当時、商店街で行われていたイベントや活性化策を、もう少しご紹介していきます。

 

  

*次回は、6/19(木)公開予定です。お楽しみに!

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933