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【第46回】 2015/2/5(木)

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 【第46回】 とごしぎんざの御酒です・上

 

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 製造できることが決まったのは良いがどのように販売していくか、PRはどのようにするか、問題は山積みだった。お酒は酒屋さんに仕入れてもらうのだが、オリジナルラベル製作や広告宣伝は「オリジナルブランド開発委員会がお手伝いします!」と宣言していたので、まずは予算化し資金繰りを商店街にお願いしようとしたら、1軒の酒屋の為に商店街の予算を使うことは出来ない、ときっぱり断られ、いきなり困ってしまった・・。

 

 その頃、青年部の部長という肩書きを貰っていたのだが、青年部とは名ばかり、部員は50歳代も後半以上の役員がほとんどの構成だったため「今後は青年部は自分ひとりでいいですよ!」と宣言し、およそ20万円ほどの予算を預かっていた。本来はその20万円を駆使し、商店街の2代目3代目を口説いて若手の人材を勧誘すべきところなのだがなかなか新たなメンバーが増えないのも現実で、女将さん達からは「商店街なんて手伝うとお父ちゃんみたいになっちゃうから息子は誘わないで」と釘を刺されたりもしていた。

 

 それならこの予算を有効に使って商店街のPRに繋げようと「戸越銀座ブランド開発」に使うことを認めてもらった。しかし、20万円ではラベルの印刷を1回したら終わってしまい他に何もできないと考え、今度は行政にかけ合おうと「戸越銀座ブランド開発」に対する助成をお願いしにいった。

 

 当時、助成は商店街振興組合や商店街に対して行われ、ハード整備や商店街全体をカバーするソフト事業(イベントや販促)しかなく、個店やグループには助成できないというのが常識でまたまた行き詰まりそうになってしまった。しかし、当時の品川区産業振興課(現在は商業観光課)の課長と係長が私の話を聞いて大変面白がってくれた。それならば「新製品、新サービス開発」というどちらかといえば工業振興の助成メニューがあるから、条件をクリアできるなら開発委員会へ助成できるかもしれないと言ってくれた。その条件は、年内にオリジナルブランド商品を10品目製作販売してプレスリリースする、というものだった。

 

 

 

*次回は、2/26(木)公開予定です。お楽しみに!

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933