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【第54回】 2015/6/18(木)

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 【第54回】 とごしぎんざのお休み処

 

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 「とごしぎんざブランド」の知名度アップとともに商店街への来街者が増え始める中、様々な問題点も浮き彫りとなっていった。せっかく「とごしぎんざブランド」のニュースを見聞きして初めて戸越銀座を訪れるお客様が、肝心な販売店へたどり着けないという事態が多発したのだ。

 全長1.3キロという長い戸越銀座通りの中で、銀六商店街やお目当ての店舗が地元の人ならばもちろん分かるのだが、初めてのお客様にとっては駅や幹線道路からも遠く、中心から外れる為になかなかたどり着けない。また銀六商店街に差し掛かってすぐにシャッターの閉まった空き店舗が3軒連なっているため、寂れたイメージになり引き返して行く人が多く、悩みの種になっていた。

 

 「この空き店舗を何とかしなくては・・・」 今度は商店街の空き店舗対策に乗り出すことになった。

 バブル期を境に、商店街から撤退したり移転する店舗が増えると、シャッターが閉まっている店舗も増えはじめた。店舗をテナントとして貸していた大家さんは、店子さんとの店舗の権利関係でトラブルを抱えた人も多く、店舗としてはもう貸し出さないと決めてシャッターを下ろしたままの場所も増えてしまった。

 

 閉まったシャッターをなんとか開けたいと大家さんを説得するのだが、なかなかうまくいかない。そんな中、シルバーカード会員などのお買い物客から、商店街の中でちょっと座ったり休憩する場所が欲しいと要望されていたのを思い出し、今度は商店街で休憩場所を運営する為に空き店舗を貸してもらえないかとお願いに行ったのだが、最初は断られてしまった。しかし商店街にとってとても大事な事なので、と、当時の執行部全員で大家さんのところへ押しかけて懇願すると、大家さんも元は組合員で商売をされていた方なので渋々のようだったがOKしてくださり、今でも大変感謝している。

 

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933