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【第59回】 2015/8/27(木)

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 【第59回】 フィルムコミッション

 

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 さらに、戸越銀座を舞台に子供向けのアニメ番組を制作したいと、TBSと「サザエさん」の制作プロダクションとして有名な「株式会社エイケン」に相談を受けた。

 

 それが、商店街に引っ越してきた五つ子の子供たちが主役のアニメ『ゴーゴー五つ子ら・ん・ど』である。実在する戸越銀座商店街の店舗や商店街のイベントをモチーフにアニメが作られていき、制作発表イベントでは子供たちの通う小学校のモデルとなった「戸越小学校」の体育館で、声優さんや主題歌を歌うアイドル歌手、戸越銀座の3商店街の理事長などが参加し、盛大にオープニングイベントが開催された。約1年間、50回96話が放送され、小学生向けの漫画雑誌でもコミカライズ、後に世界中へも輸出された名作アニメとなった。

 

 広報を担って感じたことは、今までは自分たちの街が舞台のドラマやアニメが制作される事など夢にも想像しなかったのだが、知名度が上がりマスコミや様々な媒体へ情報を発信し窓口を整備していくに従い、舞い込む依頼も多岐にわたるようになり、半信半疑な思いも確信に変わりつつあった。

 

 費用対効果を考えれば商店街にとっては願っても無い事で、飛躍的に知名度が高まり様々なメディアの担当者から注目され始め、映画やドラマ制作の専門情報誌やインターネットサイトから商店街情報登録の依頼要請が多く寄せられ、掲載されることでさらに問い合わせが増えて、少々驚いていたのがこの頃だ。

 

 

 地方の公共団体などとは違う小さな近隣型の商店街がエリアで連携をしてスケールメリットを模索し情報発信をした結果、得られた効果は日本全国の人々の目にも届く形となって現われた。

 

 地域をブランド化していくことで多くの人たちの目に留まり、想像をはるかに超える結果を生み出すことを体験したのだった。



※クリックすると拡大します


商店街を代表して参加した
ホテルでの制作発表レセプション

 

 

 

*次回は、9/10(木)公開予定です。お楽しみに!

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933