文字サイズ

  • 大
  • 中
  • 小

 


【第64回】 2015/11/12(木)

 
>> バックナンバー
 

 

 

 

 

 【第64回】 大崎一番太郎

 

2/2ページ

 

 私は会議に参加するにあたり、コンセプトをノートに綴ってみる事にした。第一に大崎といえば思い浮かぶのはJR山手線、山手線といえば緑色の車体、始発駅、また再開発されたビルには美術館、近隣には大学や学校といった文教施設も整備され始めた事などを箇条書きにして臨んだ。そんな概念を土台に皆で意見を出し合っていくとキャラクターのイメージが浮かび上がってきて、次回の会議には犬山氏が具体的なイメージを制作してきてくれる事になった。

 また、戸越銀次郎のキャラクターグッズも好評な事を踏まえ、キャラクター作成と並行してオリジナルグッズ作成にも着手することになり、大崎駅西口商店会を中心とした「大崎ブランド」の開発がはじまった。

 

 犬山氏も自宅のある大崎の事なので殊更に張り切り、短期間に試作イメージを作成してくれて、再度集合して企画会議が始まった。出来上がった大崎のキャラクターは、他のキャラクターが動物をモチーフにしたものが多い中、それらとはまったく違うオリジナルの風貌をしていた。

 

 頭にはベレー帽をかぶり、新しい都市にふさわしいインテリジェンスを醸し出し、全身山手線カラーの緑色、お腹には山手線をモチーフにした大きな円と大崎駅の位置はおへそに配置し、完全なるオリジナルキャラクターが出来上がっていた。

 

 並行して進めていたオリジナルグッズについても、商店会員それぞれの業種や業態からアイディアが集まり、漠然とした概念が具体化され一層熱気を帯びてきた。

 そして、重要なキャラクターのネーミング作業だ。戸越銀次郎に習い、地域に溶け込み、愛され、わかり易い様にと、苗字には「大崎」、名前には始発駅や地域一番を目指すという願いをこめて「一番太郎」と命名され、晴れて戸越銀次郎の後輩とも言うべき「大崎一番太郎」は誕生した。現在では、品川区大崎のご当地キャラクターとして、またご当地キャラクター界の人気者として大活躍している。


いっちゃんこと「大崎一番太郎」


銀ちゃんとも仲良しのいっちゃん

※奇しくも商店会長の池田一郎氏と
同じあだ名なのである

 

 

 

大崎駅西口商店会 公式WEBサイト

 

*次回は、11/26(木)公開予定です。お楽しみに!

 

|2

<< 前のページへ

第65話へ >>

 

~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933