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【第71回】 2016/3/31(木)

 
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 【第71回】 戸越銀座コロッケ・下

 

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 翌月からは毎月、銀六会ゾーンで長く続く「銀六祭」というイベントでフリーマーケットや戸越銀次郎のグリーティングに加え、立正大学池上研究室による立正コロッケの販売と戸越銀座コロッケのPR活動が始まった。銀六祭の日になると学生たちは早くから商店街の会議室にこもり、もくもくと「立正コロッケ」を作り始めた。

 商店街も彼らに報いるために会議室をリフォームしてキッチンを作ったり、私の店の店頭や物産シアターを販売場所として提供し、サポートを進めた。

 

 池上教授は学生を叱咤激励しながら様々な準備に奔走し、調理器具などをそろえ、販売に必要な材料や販促物を学生と共に毎月準備し、駆けずりまわりながら、いくつ売れるかも分からない、天気が悪ければ客足は少ないなど、様々な条件を考慮しながら毎月数百個のコロッケを販売した。

 

 最初の頃は、知り合いや学生の家族などが心配して買いにやってきたり、珍しさも手伝い上々の滑り出しだったのだが、味や形が安定していなかったり、揚げ具合に問題があったりと、私のところへ様々な「口コミ」が寄せられるようになってきて、「おいしかった!」「がんばって!」などの激励と共に学生たちに伝え、そのつど改善をしていくことになる。

 

 そのうちにプレスリリースや口コミなどの効果により、様々な媒体から取材の依頼が舞い込むようになってきて、「地元の大学生がコロッケで商店街の町おこし」などのタイトルでテレビや新聞、雑誌を飾るようになると、その反響で「戸越銀座コロッケ」の知名度も飛躍的に上がってきた。「戸越銀座ってコロッケで有名な商店街だよね!」「戸越銀座でコロッケの食べ歩きがしてみたい!!」などの声が寄せられるようになり、学生たちのモチベーションもうなぎ上りだった。

 

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933