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【第77回】 2016/10/6(木)

 
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 【第77回】 街の灯り ふたたび (最終回)

 

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 近頃の戸越銀座商店街は、土日祝日に限らず、スマートフォンを片手に「コロッケ」を頬張り、楽しそうに歩くカップルや主婦のグループ、外国人が増えている。1.3キロの長い商店街の端にある個性的なお店を目指して、日本中から戸越銀座での買い物を目的にやってくる。また、商店街の所々で記念撮影をしながら、「戸越銀座Tシャツ」を購入し着替えて街歩きを楽しむ若者たちも。

 

 戸越銀座商店街の活性化を目的に始まった「とごしぎんざまつり」も19回目を迎え、悪天候の中、多くのお客様でにぎわい大成功だった。夏のフィナーレを飾る風物詩として、地域の町会や学校、サークルや企業、地方自治体の参加により、地域に愛されるイベントに成長した。

 

 今秋の「戸越八幡神社例大祭」では、初めて、電線類の地中化が全線完成した戸越銀座通り1.3キロを街の人々の手により本社神輿が渡御して行った。今、そんな風景に思いを馳せながら、このコラムを書いている。

 

 既出のイトーヨーカ堂戸越店は、とうとう今年閉店した。一世を風靡した「スーパーマーケット」は大量閉店の時代を迎え、「買い物難民」と言われる高齢者が今後も増え続けていく。コンビニや小型のスーパーマーケットが近所に1軒あれば、ある程度は間に合うのかもしれない。しかしそれさえも無くしてしまった街が日本中に出現している。

 

 ふるさとの中心で、歩いていける近所の商店街は、「自らの努力不足」や「時代背景」により長い低迷期にあった。しかし、これからは違うと私は思っている。「商店街は無くても困らないが、こんな商店街の近くに住んだ方が暮らしはより豊かになる。あったらいいなあと思う街、ふるさとが元気で楽しい自慢できる存在であり続け、活気にあふれ、そしてやさしく灯る街の灯り」が、ふるさとの象徴として人々の暮らしに欠かせない風景として、ふたたび注目される時が到来したと、私は確信している。

 

 

 結びに、足かけ4年間、このコラムを読んでいただいた皆様と、拙い文章を励まし編集して頂いた熊谷女史、品川区商店街連合会の皆様に心より感謝を申し上げます。誠に有難うございました。

 

 

 

*これまで長い間、応援していただき、本当にありがとうございました。

 

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~著者プロフィール~

 

 

 

亀井 哲郎 (かめい てつろう)

 

昭和38年 戸越銀座生まれ。

 

家業の宝飾・時計・眼鏡販売店

「ギャラリーカメイ」を営む。

 

若くして、 

戸越銀座銀六商店街振興組合

理事長に就任。

 

商店街のブランド化などに取り組み、戸越銀座を全国区の商店街に育て上げた人物の1人である。

講演会なども全国で多数行っている。

 

 

 品川区商店街振興組合連合会では専務理事を務める。

 

http://www.togoshiginza.jp/

 

 

 

品川区商店街連合会
東京都品川区西品川 1-28-3 中小企業センター4F
TEL:03-5498-5931 FAX:03-5498-5933