品川区商店街連合会

植物が覆い茂る店舗と酵素ジュース

“大井町の風呂にこもりたい”

そう宣言したダンナと7歳の息子を連れ、昼下がりの午後、大井町駅へと出た。
“大井町のお風呂”とは、大井町の駅前にあるスーパー銭湯のことで、
ダンナはそこの岩盤浴がお気に入りなのだ。

でも岩盤浴は子どもは入れないし、私はそんなにお風呂に興味がなかったから、
私と息子2人は、大井町の駅前で昼を食べつつブラつきながらダンナを待つことにした。
用意のいい息子は、「クールシェアしながわマップ」を持ってきていた。
お店のスタンプがあとひとつでプレゼントに応募できるのだ。

さて、ランチをどこにしよう…マップの「Grove Cafe & Green」の紹介文に
“自家製酵素ジュース”の文字。
酵素についてはよくわからないが、最近よく雑誌でも見かけるフレーズ。
よし、ランチはここに向かってみることにする。
賑やかな駅前から池上通りを渡り、10分ほど歩いた立会小学校の側にお店はあった。

住宅のような入り口からすぐに階段があり、のぼるとすぐにテラスとなっていた。
2階部分なのに、驚くほどしっかりとした木が育っていた。設備をみるとバーベキューもできるようだ。

「四つ葉のクローバー！」
息子が見つけた鉢植えには、こんもりと四つ葉が生えていて、
“ご自由にお持ち帰りください”のプレートが手書きで添えられている。
今にも四つ葉をつもうとする息子を制し、ガラスの引き戸から店内へと入った。

まずはランチ。
できれば、体にいいことしてあげたい…。
ランチメニューから、「野菜たっぷりうどん」を、プラス200円で、冊子でも紹介されていた「酵素ジュース」をつけた。

「どの酵素のジュースにしますか？」
爽やかな笑顔の店員さんは、お店の一画の瓶を指差した。これが酵素らしい。
キウイ、梅、レモン、ライムと、酵素はフルーツ別に様々あった。

聞けば、酵素とは砂糖と果物をまぜて10日ほど寝かせて作るもので、発酵させた菌により、体に様々な効能があるという。

「果実を濃縮したシロップみたいなものですよ」

店員さんによると、特別酸っぱかったり苦かったりもないとのことだったので、子どもでも美味しくいただけるとのこと。
（ちなみに、息子は大丈夫だったが、酵素でお腹がゆるくなることが多いので、乳幼児や５歳以下の子どもは控えたほうがよいそうだ）。
レモン酵素の、ソーダ割りをお願いした。

子どもも、もりもり食べる無農薬野菜

運ばれてきたランチは、うどんが見えないくらい野菜が本当にたっぷりだった。

静岡の契約農家さんから取り寄せた無農薬野菜だそうで、
どの野菜もみずみずしくて、うどんのごまだれとよく合う。

野菜嫌いの息子も本当にもりもりと食べていて、
息子が山盛りの野菜を食べている姿を写メで撮ってママ友に見せてあげたらよかったと後で後悔した。

おしゃれな瓶で運ばれてきた酵素ジュースも、息子はごくごく飲んでいる。

レモンの爽やかな香りと甘酸っぱさが広がり、夏の疲れがとれるような味だった。

「今度はパパも一緒でバーベキューしたい」と、息子。
テラスでは、5人くらいでバーベキューをはじめていた。
バーベキューは、食材を用意してくれるだけでなく、片付けまでお店がしてくれるとのことなのがズボラな私には尚うれしい。

クールシェア モデルコースとは

猛暑日の電力消費ピーク時における、家庭の節電を目的とした企画「クールシェアしながわ」。
暑い日に涼しく過ごせるお店や施設（通称：クールシェア スポット）を巡るモデルコースを、エリア別にご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください！
※「クールシェアしながわ」は品川区商店街連合会が、品川区とクールシェア事務局協力のもと行っています。

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